France

花の都、パリ

芸術、歴史、そしてロマンスが薫る、永遠の憧れ。

セーヌ川の穏やかな流れ、オスマン男爵によって整備された均整のとれた石造りの街並み、そして空に向かって優雅にそびえ立つエッフェル塔。パリは、街角のいたるところに歴史と芸術が息づく「屋根のない美術館」です。この街を歩くことは、それ自体が上質な映画の主人公になったかのような、ロマンチックな体験となります。

ルーヴル美術館でモナ・リザの微笑みと対峙し、オルセー美術館で印象派の色彩に心を奪われる。芸術を愛する者にとって、パリは尽きることのないインスピレーションの源泉です。しかし、パリの本当の魔法は、美術館の外、日常の風景の中にこそ隠されています。カフェのテラス席でエスプレッソを傾けながら行き交う人々を眺める時間は、パリジャンが大切にする「アール・ド・ヴィーヴル(生活の芸術)」そのものです。

春風に揺れる、セーヌ河畔の風景

桜やマロニエの花が咲き誇る春のパリは、世界で最も甘美で美しい表情を見せてくれます。

Gastronomy & Fashion

洗練を極めた、食とファッションの都

美食の都としてのパリの地位は揺るぎません。毎朝、街角のブーランジェリー(パン屋)から漂う焼きたてのバゲットとクロワッサンのバターの香りは、パリの朝の象徴です。星付きのガストロノミーで極上のフレンチコースを堪能する夜もあれば、気取らないビストロでワイングラスを片手に伝統的な煮込み料理を楽しむ夜もある。食に対する深い愛情が、この街を満たしています。

そして、シャンゼリゼ通りやサントノレ通りに並ぶオートクチュールの本店は、世界のファッションの最前線です。一方で、マレ地区のヴィンテージショップやセレクトショップでは、パリジャンらしい無造作でありながら計算された「エフォートレス・シック」なスタイルを見つけることができるでしょう。

パリの風景

Travel Guide

パリジャンのように街を楽しむ

ベストシーズン

花々が咲き乱れ気候も良い春(4月〜6月)、そして芸術の秋(9月〜10月)が最も観光に適しています。夏は日照時間が長く夜遅くまで楽しめますが、バカンスシーズン(8月)は休業する個人商店やレストランも多いため注意が必要です。

美術館巡り

ルーヴルやオルセーなどの主要な美術館を複数巡る予定なら、「パリ・ミュージアム・パス」の購入が絶対におすすめです。チケット購入の長蛇の列をスキップでき、限られた滞在時間を有効に活用できます。

食事のマナー

レストランに入店する際は、必ず「ボンジュール(こんにちは)」と挨拶を交わすのがフランスの礼儀です。チップはサービス料に含まれていることが多いですが、良いサービスを受けた場合は少額の小銭をテーブルに残すのがスマートです。

「もし幸運にも若くしてパリに住むことができたなら、その後の人生をどこで過ごそうとも、パリはついてまわる。パリは移動祝祭日なのだから。」
—— アーネスト・ヘミングウェイ